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相場はどう見る? |
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為替レートは、世界中の銀行間の取引で変動します。例えばドル/円は、円を売ってドルを買う数量が多ければ「円安・ドル高」となり、逆の場合には「円高・ドル安」となります。つまり、為替レートは2通貨間の需給関係で決まっているということです。
では、その需給関係を左右するものとはいったい何でしょうか。大きな影響を与える要因としては、やはり各国のファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)が挙げられます。各国の景気動向、金利環境、貿易収支、雇用環境などがそうです。例えば、ある国の中央銀行が政策金利(日本でいう公定歩合)を引き上げると、高い金利での運用が期待できるということでお金が集まり、通貨高の要因となりやすいといえます。逆に引き下げは、通貨安の要因になりやすいといえます。
また、日本の輸出企業が米国に大量の商品を売った場合など、代金として受け取ったドルを円に替える必要が出てくることから、円高・ドル安の要因となります。
このほかにも、各国の要人発言や経済指標、為替介入(各国政府が通貨の売買に介入して人為的に為替を動かすこと)、ひいては政治の混乱、地域紛争・テロなども、為替相場に影響を与えます。
このようにファンダメンタルズは様々であり、またそれぞれが為替の需給を左右しています。ただしこれらの要因が有効となるのは、主に短期的な予想の参考にする時と思っておいたほうがよさそうです。これらのファンダメンタルズ要因が明らかになった時には、為替レートは短時間に大きく動いたり、思惑が絡み合って乱高下したりすることがありますので注意が必要です。ただし短時間でハイリターンを得られる可能性もあるわけですから、大きな収益が期待できるチャンスでもあります。
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では中期(半年から1年程度)の見通しを立てる上で、有効な要素とは何でしょうか?それは「今後の為替マーケットで、どのような要因が注目されやすいか」ということが挙げられます。
中期的視野で見ると、相場の方向性(トレンド)に大きな影響を及ぼした要因は、意外とはっきりしていることが多いのです。このため今後大きな影響を及ぼすと予想される要因をいくつか挙げておき、それらがどの程度のインパクトを与えるかを検討してみればいいわけです。
短期・中期ともに、マーケットは決してファンダメンタルズだけで動くものではありませんが、先行きの見通しを立てる上では大きな役割を果たすといえます。
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| 解説:武市佳史(たけち・よしふみ) |
ファイナンシャルプランナー兼(株)マネーパートナーズの
チーフアナリスト。日本証券新聞での連載など多方面で活躍中。 |
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