「相場力ＵＰ」に役立つ矢口新の『トレードセンス養成講座』

株式市場はこういった噂話で溢れています。多くの場合、その真偽のほどが明らかでないことから、噂話には反応しないという人がいます。また、その話が真実のものであっても、自分の耳に届いた頃にはすでに市場は反応済み（織り込み済みといいます）で、いまさら買っても高値つかみということも起こります。そのような場合には（２）の買わないことが正解だとなります。しかし、その話が真実であり、まだ市場には十分に浸透していない「おいしい話」であった場合、みすみす大きな収益のチャンスを見逃すことになります。
ここでお勧めする方法は、まず自分でチャートをチェックします。チャートを見れば、株価がその噂に反応しているかどうかが分かります。その時、すでに買われていれば、いまさら買っても遅いので次のチャンスを待ちます。まだ買われていなければ、まずはその話の真偽を確かめる、あるいは、きちっと損切りラインを設定して、とりあえず話に乗って買ってみるのも、ありです。