- 09年02月20日(金)のトップニュース
- ホテルの半数が空室!上海で値崩れ開始か[観光](NNA.ASIA)
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上海市旅游局の統計によると、昨年1011月における同市の星付きホテルの平均稼働率は56.3%となり、前年同期比で5.5%低下した。客室の半数近くが埋まっていない計算になる。世界的な景気後退により、ビジネス客の利用が減少していることが背景にある。稼働率の低迷を受け、宿泊料金の値崩れも起き始めているようだ。【上海・倉橋明日香】
静安区に位置するヒルトンホテルの関係者は「現在の稼働率は50%以上」とコメント。昨年同期の80%以上と比べ、大幅に落ち込んでいる。また市内のある4つ星ホテルの関係者は、具体的な稼働率については明らかにしなかったものの、「宿泊客が減少しているのは事実」とし、厳しい現状が続いていることを認めた。また20日付新聞晨報によると、昨年8月以降、過去20年で初めて稼働率が低下に転じているという。
こうした状況を受け、宿泊料金への影響も懸念されている。浦東新区に位置するグランド・ハイアットホテルの関係者は、「現在の客室料金は昨年同期と比べて低い」と料金の下落を認めた上で、「3月から期間限定で料金を20%割り引くセールス活動を行う」とした。また一部の5つ星ホテルでは、これまで2,000元(約2万7,000円)台だった料金を1,000元台まで落とすところも出ている。<上海>
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昨年7月に中国を訪れた時宿泊したのは静安区だった。落ち着いた趣の中でも、地下鉄2号線のターミナル駅である人民広場も近く、好感が持てる場所だった。
●上海地下鉄路線図
http://www.mahooshanghai.com/all/shanghai/shoukai/guidaobig.jpg●上海ナビより
http://www.shanghainavi.com/miru/miru.php?id=24バブルが生成されるも崩壊されるも、一般的には不動産が必ず絡んでいると言っても過言ではない。そのため、景気悪化局面では不動産は確実に悪化要因として取り上げられることになる。
しかし、日本の不動産業界でも見られたように、ある水準まで下落した後、急激に価格や消費者のマインドが好転することはよくある。重要なことは、どこで反転するか均衡点を探る、ということだろう。
上海におけるビジネス需要はこれから確実に増えていくことが予想される。たしかに、不動産が下落しているということは、目先の悪材料ではある。しかし、逆に考えれば、不動産が下落しているタイミングで投資しない限り、割安で投資できことはないとも言える。
- 北京五輪目前、でも現地は意外としらけムード?中国訪問記(1)
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北京五輪開催前から、「中国はバブルだった」「中国にもう投資魅力はない」といった声が聞かれるのもご存知の通りです。果たして、中国にはもう投資魅力はないのでしょうか?
私は、“机上”ではなく、現地の声に触れることで、その答えを導き出したいと考えています。そこで、7月4日から9日まで、実際に中国を訪問し、その特別リポートを今回と次回の2回にわたりご紹介したいと思います…
- 本当の株価上昇は北京五輪の“後”に来る?〜中国訪問特別記(2)
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今回は、中国の経済成長の中心の担っているといっても過言ではない上海です。上海は1978年の改革開放政策をきっかけに大きく成長し、今では中国最大の経済都市となりました。中国経済、そして中国株を追う上で注目せざるを得ない場所といえるでしょう。
ではさっそく、その上海の様子を、私が撮影した写真とともにお伝えします
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