今週の問題

ニュースに関する問題
東京株式市場の後場寄り付き後、東京23区を中心にM7超の非常に強い地震が発生しました。ニュース速報は「複数の区で震度6強、一部地域では震度7」と報じたものの被害詳細は不明です。日経平均はマイナスに転じたあと下げ渋り、為替はやや円安。また建設株に投機的な買いが入りつつあるようです。あなたが保有するのは首都圏を中心に展開する小売株で、フルインベストメント状態。地震直後からマイナスに転じた株価はロスカットラインぎりぎりです。まもなく大引けですが、どうするのが良いでしょうか。
- トレードでは、あらかじめ自分で決めたルールに従い、一貫性をもって売買を続けることが大切。いかに「ぎりぎり」であろうと株価がロスカットラインに触れていないのであれば慌てる必要はなし。じっくりホールドするのが良い
- トレードで儲けるには、局面、局面で、値動きの良い銘柄にシフトするのが重要である。今回は、保有株のリスクが高まる一方、建設株に妙味が出てきたということ。大引け前に保有株を売って、いち早く建設株に乗り換えたい
- 事前に予想していなかった事態で、通常の取引ルールは役に立たない。未曾有の大災害だからこそ、現時点で被害が報道されていない可能性もある。株価が損切りラインに触れるのを待たずに即、成り行きですべて手仕舞うべきだ
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プロフィール
- 【監修】矢口新(やぐち・あらた)
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1954年和歌山県新宮市生まれ。早稲田大学中退、豪州メルボルン大学卒業。野村證券(東京、ニューヨーク、ロンドン)、ソロモン、UBSなどで為替、債券のディーラー、機関投資家セールスとして活躍。著書『生き残りのディーリング決定版』は、現役ディーラーの“座右の書”として、高い評価を得ている。現在は会社社長兼ファンド・マネージャーとして、資本金を株式市場などで運用。主著に『実践・生き残りのディーリング』『なぜ株価は値上がるのか?』など。新著『テクニカル指標の成績表』は2009年11月11日発売。
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