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100%減資による上場廃止懸念から一桁台に下落したある企業の株価が反発し、場中に50%の上昇を見せる場面がありました。これといった買い材料がない中、マスコミは「マネーゲーム的な売買」と解説しており、あまり良いニュアンスでは報道されていないようです。ここで問題。マーケットにとって、このような「マネーゲーム」に参加する投機家の存在は害悪でしょうか?それとも、彼らも何らかの役に立っているのでしょうか?正しい認識は…
- マネーゲームに興じる投機家の行動は、いたずらに株価を乱高下させるなど、マーケットの混乱要因となっている。要するに汗ひとつかかずギャンブルで儲けようという発想で、社会への悪影響も大きい
- このような投機家も、頻繁な売買によって市場に流動性を提供するなどマーケットには貢献している。場中に5分間、キャピタルゲイン狙いで株を保有するだけだとしても、相応のリスクを背負ってやる以上は害悪ということはない
- 一般的に投機家が流動性の提供などの面でマーケットに貢献しているのは事実だが、今回のように上場廃止寸前の株に手を出すなら話は別。それはただのギャンブルであり、マーケットにとって害悪、混乱要因と言わざるを得ない
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- 【監修】矢口新(やぐち・あらた)
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1954年和歌山県新宮市生まれ。早稲田大学中退、豪州メルボルン大学卒業。野村證券(東京、ニューヨーク、ロンドン)、ソロモン、UBSなどで為替、債券のディーラー、機関投資家セールスとして活躍。著書『生き残りのディーリング決定版』は、現役ディーラーの“座右の書”として、高い評価を得ている。現在は会社社長兼ファンド・マネージャーとして、資本金を株式市場などで運用。主著に『実践・生き残りのディーリング』『なぜ株価は値上がるのか?』など。新著『テクニカル指標の成績表』は2009年11月11日発売。
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