今週の問題
個別銘柄に関する問題
週末に四半期決算の発表を控えた某企業の株価が、月〜水曜日に3連続陽線を引いて急上昇、木曜日のきょうも堅調に推移して午前の取引を終えました。長く続いた底値圏で買いを入れていたあなたは現在、大きな含み益を得ています。ニュースでは「好決算先回りで注目、一段高の展開も」と報じられているようですが、さて、午後からどのように取引するべきでしょうか?
- 株価上昇の理由が好決算期待にあるのか、それ以外にあるのかは分からないが、ともかく、底値圏で仕込んだ銘柄に大きな含み益が乗るというのはトレードとして成功の部類に入る。決算前後の株価は乱高下しがちで予想は難しい。きょう明日中にいったん利益を確定したい
- 好決算が発表された場合、来週以降の株価はさらに上値を追う可能性が高い。もっとも、業績が振るわなければ売られるが、現時点で大きな含み益を得ていることから、トータルで損をするリスクは低いと考えられる。この有利な状況を生かし積極的に買い増しを行い、週末を持ち越して、大きな利益を狙いたい
- 決算発表を目前に控え株価が上昇するのは良い傾向だし、ここで売ってしまうのはもったいないが、連日の上げによりさすがにテクニカル面では過熱感も出てきている。そこで、決算発表前後は現在のポジションを保有しつつ、もし安い場面があれば押し目買いを入れていく、くらいのスタンスが望ましい
最新トラックバック
トラックバックはまだありません。
- この記事に対するTrackBackのURL:
最新コメント
書籍
プロフィール
- 【監修】矢口新(やぐち・あらた)
-
1954年和歌山県新宮市生まれ。早稲田大学中退、豪州メルボルン大学卒業。野村證券(東京、ニューヨーク、ロンドン)、ソロモン、UBSなどで為替、債券のディーラー、機関投資家セールスとして活躍。著書『生き残りのディーリング決定版』は、現役ディーラーの“座右の書”として、高い評価を得ている。現在は会社社長兼ファンド・マネージャーとして、資本金を株式市場などで運用。主著に『実践・生き残りのディーリング』『なぜ株価は値上がるのか?』など。新著『テクニカル指標の成績表』は2009年11月11日発売。
メールマガジン
- 矢口新のメルマガ
さらに詳しく勉強してみたい方にはこちらの無料メルマガをおすすめします。
-
- 相場を知る・より安定した将来設計のために
投資運用の基本を押さえれば、やればやるほど上達します。自己責任の時代。相場で飯を食いたい。息の長い相場生活を送りたい。そんなあなたへ、相場のプロからひとこと、ふたこと。「生き残りのディーリング」の著者の相場解説!
- まぐまぐ!・有料メルマガ
-
- 相場はあなたの夢をかなえる─有料版─
ご好評のメルマガ「相場はあなたの夢をかなえる」に、フォローアップで市場の動きを知る ー有料版ー が登場。本文は毎週月曜日の寄り付き前。フォローアップは週2〜3回、ホットなトピックについて、より忌憚のない本音を語る。「生き残りのディーリング」の著者の相場解説!
-
【840円/月(税込)/毎週 月曜日(祝祭日・年末年始を除く)】
コメントはまだありません。