09年02月12日(木)のトップニュース
14.4%減の73.5万台、1月の自動車販売[車両](NNA.ASIA)

中国汽車工業協会によると、1月の自動車生産台数は65万9,000台で、昨年同月比20.2%減少した。販売台数は73万5,000台と、米国の65万7,000台を7万8,000台上回り、初の単月あたり世界トップとなったものの、伸び幅は14.4%の減少。引き続き生産・販売ともに2けた減となった形で、当局が自動車産業の振興を打ち出すなか、今月以降の数値の変動が改めて注目を集めそうだ。【上海・菅原湖】

このうち乗用車の生産台数は13.5%減の52万7,000台、販売台数は7.8%減の61万台。当局が排気量1600cc以下の車種を対象とした、購入税引き下げを打ち出したことなどが販売を下支えし、販売台数の下げ幅は前月とほぼ同じ水準にとどまった。普通乗用車(セダン)の生産台数は19.4%減の37万台、販売台数は12.4%減の43万9,000台となっている。

メーカー別の普通乗用車販売台数では、独フォルクスワーゲン(VW)系の上海大衆が4万台でトップ。次いで同じくVW系の一汽大衆(3万8,800台)、米ゼネラル・モーターズ系の上海通用(3万2,700台)、韓国現代系の北京現代(3万2,600台)、日産系の東風日産(2万6,300台)、奇瑞汽車(2万5,300台)、ホンダ系の広汽本田(2万1,600台)、吉利汽車(2万400台)、トヨタ系の一汽豊田(1万9,200台)、比亜迪(1万8,600台)が続いた。

普通乗用車の車種別販売台数では「ビュイック・エクセル(凱越)」がトップ。次いで「悦動」「QQ」「エラントラ(伊蘭特)」「ジェッタ(捷達)」「F3」「サンタナ(桑塔納)」「カローラ」「アコード(雅閣)」「カムリ(凱美瑞)」の順となっており、これら10車種の販売台数は12万1,600台と、普通乗用車全体の28%を占めている。

また商用車の生産台数は昨年同月比39.1%減の13万2,000台、販売台数は36.5%減の12万5,000台で、ともに30%超の減少を記録。同協会は商用車をめぐる状況は乗用車よりさらに深刻だとして、当局による優遇政策の実施などが期待されるとしている。<全国>

木下コメント

世界的な消費減退の中、中国の自動車需要も減退気味だ。米国を抜き単月当たり初の世界トップと言っても、褒められる気運は薄い。

たしかに、自動車は消費の力を最も強く表している。そのため、自動車が売れない、ということは消費が減退している証拠と捉えられるかもしれない。

しかし、商務部によると、春節(旧正月)期間(1月25日031日)における全国の社会消費品小売額は2,900億元(約3兆7,700億円)に上り、昨年の春節期間と比べ13.8%増となっている。壊滅的な状態の北米とは一線を画している。

また、これから4兆元(約52兆円)にものぼるインフラ建造等の景気刺激策もある。実際には、過去からの延長投資もあり、正味は6000億元程度に過ぎないとする識者もいるようだが、それでも日本円にすれば7兆円を超える。日本の定額給付2兆円の規模からすれば大きい事に変わりはない。

中国はインフラ建造による固定資産投資に加え、消費が伸びることで内需拡大も見込める。すでに中国株は上昇基調にあるが、世界的な恐慌の中で、相対的に中国株が強い推移となることは十分予想されることだ。

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北京五輪目前、でも現地は意外としらけムード?中国訪問記(1)

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本当の株価上昇は北京五輪の“後”に来る?〜中国訪問特別記(2)

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