09年02月17日(火)のトップニュース
保険仲介、昨年の利益は30.8%増の2.5億元[金融](NNA.ASIA)

中国保険監督管理委員会(保監会)はこのほど、昨年の保険仲介業の利益が前年比30.8%増の2億5,502万元(約33億1,500万円)になったと発表した。保険仲介業の業績が好調となった。

国内の保険会社が仲介業者を通じて得た保険料収入は前年比38.8%増8,043億5,000万元で、全保険料収入の82.2%を占めた。仲介業者の営業収益は19.9%増の720億200万元だった。

昨年12月末現在で、保険仲介会社は2,445社。総資産は94億9,400万元で、前年同期比21.5%増となった。上海証券報が伝えた。<全国>

木下コメント

中国の現在の成長は、インフラ投資など固定資産投資が中心だ。しかし、私たち投資家が中国の成長を最大限に享受するのは、中国が消費を中心とした“内需”成長によって先進国の仲間入りを果たして行く過程にある。

その途上で、“保険”という商品に目をつけることは非常に重要だ。というのは、保険は将来の不確実性に対するもの。衣食足りて礼節を知る、ではないが、生きる事に精一杯の時期には、保険を支払うよりも目の前の食事が大切だ。

しかし、国家が発展するにつれ、国民生活が豊かになれば、保険の必要性が認識されることになる。つまり、保険はこれから中国が先進国になるべく発展していく中で、成長性に富んだ商品と言えるのだ。

さらに、中国の保険会社は中国独資である。膨大な需要を中国保険企業が独り占めすることが可能なのだ。日本でも再編劇に期待が集まり保険会社の株価が上昇する局面があったが、中国は純粋に保険ビジネスの成長が株価を押し上げることになると考えられる。

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≪特集≫木下氏の中国訪問記

北京五輪目前、でも現地は意外としらけムード?中国訪問記(1)

北京五輪開催前から、「中国はバブルだった」「中国にもう投資魅力はない」といった声が聞かれるのもご存知の通りです。果たして、中国にはもう投資魅力はないのでしょうか?

私は、“机上”ではなく、現地の声に触れることで、その答えを導き出したいと考えています。そこで、7月4日から9日まで、実際に中国を訪問し、その特別リポートを今回と次回の2回にわたりご紹介したいと思います…

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本当の株価上昇は北京五輪の“後”に来る?〜中国訪問特別記(2)

今回は、中国の経済成長の中心の担っているといっても過言ではない上海です。上海は1978年の改革開放政策をきっかけに大きく成長し、今では中国最大の経済都市となりました。中国経済、そして中国株を追う上で注目せざるを得ない場所といえるでしょう。

ではさっそく、その上海の様子を、私が撮影した写真とともにお伝えします

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