- ■2006年03月27日の検定
- 仲の良い友人に「10万円貸して」と頼まれたら、どうしますか?
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嫌われないように、すぐに貸す 1637票 お金の貸し借りは良くないので、貸さない 1114票 理由を聞いて、納得できたら貸す 1472票 友人にとって、最善の方法を考える 1699票 - 嫌われないように、すぐに貸すを選んだ方
- 20点
- お金の貸し借りは良くないので、貸さないを選んだ方
- 40点
- 理由を聞いて、納得できたら貸すを選んだ方
- 70点
- 友人にとって、最善の方法を考えるを選んだ方
- 100点
- お金を貸さないことが、人を助けることもある
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身近な人に「お金を貸して欲しい」と頼まれたら、断るのも悪いような気がして、ついついお金を貸してしまうという人もいるでしょう。しかし、頼まれたからといって、すぐにお金を貸すことが、必ずしもその人のためにならないこともあります。例えば、頼んだらすぐにお金を貸してくれる人が身近にいることで、その人は、自分の生活を振り返って、借金しなくてもやっていけるお金の習慣を身につけるチャンスを失ってしまうかもしれないのです。
だからと言って、どんな状況であっても、人には絶対にお金は貸さないということでは、お金を使って人を助ける可能性を閉ざしてしまいます。そのため、どんな時にお金を出して、どんな時にはお金を出さないのかが、その人のお金に対するセンスと言えます。
あるお金持ちの話をしましょう。資金繰りに行き詰まり、会社が倒産の危機に直面した人が、友人のお金持ちに100万円貸して欲しいと頼みに来ました。この人は、「今100万円用意できなかったら、会社が倒産する」と涙ながらにお金持ちに訴えたのです。しかし、このお金持ちは、「今の君に貸すお金は無い」と言ってこの依頼を断りました。お金持ちには出せない金額ではない100万円を断られ、この人は裏切られた気分になりました。そして遂に万策尽きて会社は倒産、この人も自己破産して自宅を失い、狭いアパートに引っ越すことになったのです。
ようやく落ち着いた頃、引っ越し先のアパートに、お金持ちがやって来て、100万円をこの人に渡しました。そしてこう言ったのです。「あの時君に100万円貸しても、そのお金はすぐに借金返済の一部に回るだけで、本当に君の人生を助けることにはならなかっただろう。しばらく待ったけど、ようやく君の助けになる100万円を貸すことができるよ」。
幸せなお金持ちは、自分の出すお金が本当にその人のためになるのか、その人の周囲の人のためになるのかということを、しっかり考えてお金を出します。それができるのも、一時的な感情に流されることなく、お金の流れの本質を見極めているからです。自分なりにお金を出す基準をしっかり持つことが、お金と健康的につきあう第一歩です。
- お金を出す・出さない基準をしっかり持とう
- 本田健 最新刊 幸せな経済自由人という生き方
- 【監修・執筆】本田健(ほんだ けん)
- 神戸市生まれ。複数の会社を経営する「お金の専門家」。これまでに多くの成功者を育ててきた。娘の誕生をきっかけに30代前半で「セミリタイア生活」に入り、子育てのかたわら、大好きなテーマである「お金と幸せ」関する講演、カウンセリング、セミナーなどを不定期に行っている。「ユダヤ人大富豪の教え」(大和書房)「きっと、よくなる!」(サンマーク出版)など、著書は累計180万部を突破。また100万人が読んで感動した無料小冊子「幸せな小金持ちへの8つのステップ」は世界中に広がっている。2005年よりアメリカ在住。
本田健の幸せな小金持ちになるホームページ http://www.aiueoffice.com
- 本田健 幸せな小金持ち的生き方
- 「ユダヤ人大富豪の教え」「幸せな小金持ちへの8つのステップ」など全てベストセラー(累計100万冊超)の本田健本人が書き下ろしています。お金(豊かさ)と幸せを同時に手に入れるための智恵をお伝えします。