「ユダヤ人大富豪の教え」で有名なお金の専門家・本田健の『お金力検定』

ショックを受け、落ち込むを選んだ方

20点

何となく、複雑な気持ちを選んだ方

40点

人の収入は、特に気にならないを選んだ方

40点

友人の成功を心から喜び、祝福するを選んだ方

100点

お金は、人間が作り出した便利な道具です。お金を出すことで、目に見えるたいていのものと交換することができるからです。例えば、お金を払えば、大きな家でも高級な車でも、自由に手に入れることができます。そのため私たちは、「高額な収入を得ている人」や「たくさんのお金を持っている人」が、人生で成功している人だと考えがちです。そして「収入の多い・少ない」を基準に、無意識のうちに人と競争するのです。

確かに、現在の社会で、たくさんの収入を手にしている人は、仕事を通して高い付加価値を社会に提供し、より多くの喜びを生みだしているという側面があります。しかし、「人生の成功」を測る尺度は、お金だけではないことにも意識を向ける必要があります。

お金は「豊かさ」を象徴する１つの要素ですが、人が「豊かさ」を感じるものには、お金以外にも様々なものがあります。例えば、健康、時間の自由、友情、パートナーとの深い関係、家族の絆などです。私たちが「豊かさ」を感じるものをあげてみると、「目には見えないもの」がたくさん含まれていることがわかります。

この「目には見えない豊かさ」が、どれだけ大切なものであるかは、次の例からも分かります。最高級のレストランで、フルコースを「１人で」食べるお金持ちと、お金は無いけれど、たくさんの友達と公園で遊びながら、手作りのおにぎりを仲間と一緒に食べる人とでは、どちらが「豊か」だと思いますか？　また、あなたはどちらの人になりたいですか？

お金だけに意識を向けすぎるあまり、お金以外の「豊かさ」を失ってしまっては、どれだけたくさんのお金を稼いでも、幸せな人生を送ることはできません。健康、自由な時間、友情などの、目には見えない「豊かさ」は、お金では買うことができません。また、一度失ってしまうと、取り返しがつかないものもあります。

お金を大切にしながらも、お金とは全く関係なく、人間関係をはぐくんだり、人生を思いっきり楽しんだりすることができたら、その人はお金から自由になっていると言えます。そんな「豊かな」人生を送っている人のところにこそ、たくさんのチャンスやお金がやってくるのです。