「ユダヤ人大富豪の教え」で有名なお金の専門家・本田健の『お金力検定』

すぐに１０万円分の買い物をするを選んだ方

20点

５万円分買い物をして、５万円を貯金するを選んだ方

40点

１０万円を、全て再投資するを選んだ方

70点

仕事で受け取ったお金と同じように扱うを選んだ方

100点

次の２つの状況を考えてみて下さい。
（状況１）投資していた株の価格が上昇して、予想外に１０万円の利益を手にしました。今日、デパートに買い物に来たあなたは、普段よりもたくさんの買い物をしますか？

（状況２）頑張って働いたアルバイトで、給料日に１０万円のアルバイト料を受け取りました。今日、デパートに買い物に来たあなたは、普段よりもたくさんの買い物をしますか？

状況１で「はい」、状況２で「いいえ」と答えた人は、お金の「受け取り方」によって、お金の「使い方」が変わる人です。株で儲けたお金も、仕事で努力して稼いだお金も、同じお金です。そのため、理論的には、お金をどのように受け取ったのかに関わらず、お金の使い方は同じになるハズです。

しかし、実際はそうはなりません。多くの人が、株式投資から得られた利益、人からもらったお祝い、忘れていた税金の払い戻しなど、予想外に手に入ったお金を「あぶく銭」と呼んで、「無駄遣いしても許される」と考えがちです。何となく嬉しくなったり、気分が大きくなったりして、普段なら絶対にしないような方法で、そのお金をパーッと使ってしまいがちです。

しかし、予想外のお金を受け取ったことで、お金の「使い方」が簡単に変わるようでは、お金持ちになることはできません。というのも、このような習慣を持っている人は、昇進して給料が上がったり、ボーナスを受け取ったりして収入が増えたら、同時に支出も増えていく可能性が高いからです。

予想外のお金を手にした時に、パーッと使ってしまう習慣を持っている人は、今度、臨時収入があった時には、３ヶ月使わずに、自分の銀行口座に入れておいてみて下さい。すると、それはもう「あぶく銭」ではなく、「自分のお金」だと思えるようになり、いつもどおり慎重に使うようになるはずです。

自分のお金の使い方を振り返ってみると、意外に一時的な感情でお金を使っていることが多いことがわかります。それに気づくだけでも、お金の使い方が変わってくるでしょう。