「ユダヤ人大富豪の教え」で有名なお金の専門家・本田健の『お金力検定』

人に話をするのは苦手・・を選んだ方

20点

時間をかければ、何とか説明できるを選んだ方

40点

論理的に伝えることは得意を選んだ方

70点

論理も感情も自由に人と分かちあえるを選んだ方

100点

私が出会ってきた幸せなお金持ちは、「スピーチの達人」ばかりでした。「スピーチの達人」と言っても、ただ言葉が流暢という意味ではありません。彼らはスピーチを通して、自分のビジョンや世界観を表現する達人なのです。例えば、話を聞いているだけで、こちらまで気分が軽くなってワクワクしてくるような人もいれば、言葉数は少なくても話に深みがあって心にジンとくるような人もいます。

スピーチは、私たちが自分の世界観を人に伝えて共有する手段の一つです。彼らのスピーチの共通点は、聞いている人の心に訴えかけることです。人は、相手の気持ちに共感することで、人とのつながりを感じます。そして自分が共感できる人を好きになるものです。

幸せなお金持ちは、スピーチを通して、自分のビジョン、自分が求めるもの、自分がやりたいことなどを相手の目を見ながらハートに語りかけます。するとそれを聞いた人は、同じビジョンを手に取るように感じるのです。そのため幸せなお金持ちの周りには、自分に何かできることがあれば是非手伝いたいという人が自然に集まります。このような人たちに応援されて、彼らはあっという間に成功することができるのです。

では「スピーチの達人」になるためには、どうすればいいのでしょうか。最も大切なことは、自分が何を伝えたいのかをはっきり知ることです。自分のメッセージは何か、それに対して自分はどんな気持ちなのか、相手に何を感じて欲しいのかなどをはっきりさせるだけでも、これまでの何倍もクリアーに話せるようになります。

また日常的に自分が話している言葉に意識を向けることも大切です。私はメンターの一人に「言葉はパワーだ」ということを教わりました。例えば、人と約束したことはこの１０年間破ったことがないという人が「明日１０時に会いましょう」と言った時、その言葉には自然に重みが生まれます。このように、自分の言葉を大切にして、誰に何を言うのかを日常的に意識することで、周りの人が次第にあなたの言葉を大切に聞いてくれるようになります。

「人と話すのはどうも苦手」という人も自分の言葉を大切にすることからはじめてみて下さい。言葉に意識を向け、自分の言葉を大切にすることがスピーチ上手への第一歩です。