「ユダヤ人大富豪の教え」で有名なお金の専門家・本田健の『お金力検定』

時間を決めても、守れたためしがないを選んだ方

20点

時間どおりにできる時とできない時が半々を選んだ方

40点

大抵時間どおりに行動するが、たまに遅れるを選んだ方

70点

時間を決めたら、必ずその通りに行動しているを選んだ方

100点

時間をどのぐらい守ることができているかをチェックすることで、人生の状態を調べることができます。約束した時間に遅れることが多い人は、余裕がなく追われるように毎日を送っている可能性が高いでしょう。そして自分が人生の主人公ではなく、常に何かにコントロールされているように感じているかもしれません。

一方、いつも時間通りに行動することを心がけている人は、何をしていても心に余裕があります。そして自分が人生を思い通りにできているという充実感があります。また、常に時間を守る人は、時間以外のことも自分の思い通りにコントロールできていることが多いものです。

タクシーの運転手さんから、おもしろい話を聞きました。予約をもらって約束の時間の少し前に到着すると、もう玄関のところで待っていて、すぐにタクシーに乗り込んでくる人がいるそうです。例えば、会社の社長さんなどに、このタイプが多いそうです。やはり、あらゆることを段取りよくこなす習慣を持っている人は、時間もきちんと守る人が多いようです。

時間を守るためには、「必ず時間通りに行動しよう」と決めることが最初の一歩です。時間を守る人を観察していると、「時間を守る」ことをとても大切にしています。「時間を守る」と決めることで、時間に対する意識が鋭くなります。その結果、実際に時間どおりに行動できるようになるのです。

常に５分前に行動することを実行するだけで、心にも時間にも余裕が生まれます。その結果、次の約束も自然に守れるようになります。どんな小さなことでも、時間通りに行動することから、時間を守るサイクルがスタートします。

お金と違って時間は貯めることができません。その瞬間に「使う」ことしかできないのが時間の特徴です。１日を予定通りに気持ちよく過ごすこともできれば、常に時間ぎりぎりで慌ただしく過ごすこともできます。あなたは、どのように時間とつきあいたいですか？　時間とどのようにつきあうかの違いは、すぐには目には見えません。しかし、５年、１０年と積み重なっていくうちに、大きな違いとなって現れます。