「ユダヤ人大富豪の教え」で有名なお金の専門家・本田健の『お金力検定』

収入以上のお金を使うことがほとんどを選んだ方

20点

どれぐらいお金を使っているかわからないを選んだ方

20点

やりくりできる時とできない時があるを選んだ方

40点

必ず収入の範囲内で生活しているを選んだ方

100点

私は、1,000名を越える日本の億万長者を対象にアンケート調査を行ったことがあります。同じアンケート調査を、1,000名の普通の人にも行いました。おもしろかったのは、その結果に大きな違いがあったことです。

その一つに「収入の範囲内で生活すること」がありました。億万長者の多くが、「収入の範囲内で生活すること」は、お金持ちになるためには大切だと考えていました。一方、普通の人は、「収入の範囲内で生活すること」をあまり重視していませんでした。この考え方の違いは、お金持ちになれるかどうかの分かれ道の一つと言えそうです。

お金持ちの話を聞いても、様々な本の中にも、「収入の範囲内で生活すること」の大切さが繰り返し出てきます。どんなにお金を稼いでも、それ以上にお金を使う習慣があったら、いつまでたってもお金持ちになることはできません。当たり前ですが、収入の範囲内で生活し、残りを貯金したり投資にまわしたりすることで、はじめてお金の余裕が生まれます。

もし、あなたの口座の残高が毎年着実に増えていっていないのであれば、あなたは「収入の範囲内で生活する」習慣が身についていないと言えます。

では、どうすれば収入の範囲内で生活する習慣を身につけることができるのでしょうか。最も簡単な方法をお話ししましょう。それは、収入を手にしたら、すぐにその１０％を、簡単には引き出せない定期預金に入れてしまうことです。

お金に縁の無い人は、まずお金を使って、もしお金が残ったら貯金しようと考えます。一方、お金持ちは、まずお金を貯金し、残ったお金を使ってやりくりします。どちらが着実にお金を貯めることができるかは、一目瞭然です。

次に収入を手にしたら、金額に関わらず、その１０％を先に貯金してみて下さい。そして、そのお金は絶対に使わないと決めて、残りのお金だけで生活してみるのです。最初は、少し大変かもしれません。しかし、しばらくすると、すぐに収入の９０％で生活するのに慣れて、ほとんど気にならなくなるはずです。先にお金を貯める習慣が身につけば、あなたは自然にお金持ちに近づいていきます。