- 娘を心配する母さん 44歳女性
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無職の娘(20歳)にどれくらい援助するべきでしょうか?
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先日20歳になったばかりの無職の娘の事で相談します。 高校を中退し、美容部員になりたいというので30回コース50万円をかけて、専門の学校(スクール)にかよっています。 今は一人でアパートに住んでいますが、アルバイトだけでは生活ができないと、スナックで働いたり、派遣のバイトをしています。 反対を押し切って高校を辞めたり、友人関係、学校関係で色々トラブルがあり、その度フォローしてきたのですが、 20歳ということで、一人で頑張るよう突き放したほうがいいのか悩みます。 それから、彼女の国民年金の加入の葉書が来たのですが、無職の手続きをとっておいたほうがいいのでしょうか。
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子供の「自活力」を奪わないように気をつけて下さい。
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あなたのようなお母さんは、全国にたくさんいると思います。 優しさのあまり、助けすぎてしまうお母さんです。
アメリカやヨーロッパなどの先進国では、子供は、成人したら独り立ちさせるのが普通です。 アジアでは、いつまでも子供の面倒を見る傾向があるような気がします。 それは、文化的に、老後は、両親を子供が面倒見てくれるという仮定のもとでの話なのでしょう。 しかし、そういう時代は終わりました。 あなたがどれだけ世話してあげても、彼女が老後を見てくれる可能性は小さいかも知れません。
一切の世話を辞めると、子供は、自分で立たなくちゃ!と考えるでしょう。 親が倒れて、引きこもりを辞めて自活を始めた人を知っています。 それまで親に頼っていたのに、これ以上頼れないとなると、しゃきっとしたそうです。 国民年金の加入手続きも、本来は、本人がするべきことです。 頼らせていると、いつまでたっても、お嬢さんは、自立しないでしょう。
ひょっとしたら、お嬢さんに頼っているのは、あなたかもしれません。 精神的に自立して、娘にしがみつかないようにしなければ、彼女は、自由に自分の力を発揮できなくなります。 援助することで、お子さんの自活力を奪わないように気をつけてください。
また、彼女が自活しないことで、自分のことも責めないで下さい。 ベストなタイミングで、彼女は自分の道を進むと、信頼してあげましょう。
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- 【監修・執筆】本田健(ほんだ けん)
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神戸市生まれ。複数の会社を経営する「お金の専門家」。これまでに多くの成功者を育ててきた。娘の誕生をきっかけに30代前半で「セミリタイア生活」に入り、子育てのかたわら、大好きなテーマである「お金と幸せ」に関する講演、セミナーなどを不定期に行っている。「ユダヤ人大富豪の教え」(大和書房)「きっと、よくなる!」(サンマーク出版)など、著書は累計200万部を突破。また130万人が読んで感動した無料小冊子「幸せな小金持ちへの8つのステップ」は世界中に広がっている。2005年よりアメリカ在住。2008年より、大好きなことを見つけ、自分らしい生き方が学べる『ライフワークスクール』を全国で展開。
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