「ユダヤ人大富豪の教え」で有名なお金の専門家・本田健の『お金のカウンセリング室』

私は昔から孔子が好きで、あのような人物になれるよう、教えを守るように努力したりして、もっと多くの人を幸せにしたいと漠然とですが考えてきました。

数年前から給料の一部を寄付していますが、もっと自分の力が「見える形」で社会に提供できたらと思っています。しかし、具体的にどうしたらよいのかわかりません。

本田健さんの本の言葉を借りれば、「自分のサービスの質と量を社会に提供したい」とは思ってはいるけれど、行動が伴っていないのが現状です。具体的に行動に移すには、どうすればいいのでしょうか？

あなたが、社会に貢献したいという気持ちでいるのは、素晴らしいと思います。でも、ひょっとしたら、誰かの役に立ちたいと考えすぎるあまり、「自分自身のことを忘れてしまっているのかもしれない」という印象を受けました。

まず、あなたが役に立ちたいと思っている誰かの一人に、自分自身を入れることから、初めてみてはどうでしょうか？

あなたが心からハッピーになる瞬間を見つけてみましょう。あなたが楽しくなったり、つい時間を忘れてしまうぐらい楽しいことには、どんなことがあるでしょうか？自分を幸せにすることに一生懸命になるうちに、あなたの得意なこと、大好きなことが見えてきます。あなたが社会に貢献できるとしたら、それは、無理して頑張ってやることではなく、自然にできることです。

「サービスの質と量」の最大化を図るのなら、心から大好きなことをやってください。あなた自身も楽しむ。そして、それが自動的に周りの人を幸せにしていきます。その結果あなたは、精神的、経済的に十分な報酬を受け取ることになるでしょう。