今週のマネーな悩み
momoさん 53歳女性

税金を払うことに怒りを感じます…。

税金を払うことが、強盗にあったような災難に感じられます。好きな本業でそこそこの収入があり、大好きな趣味を副業にでき、老後の収入も安定確保しております。ですが、年間の税金総額を税理士さんに出してもらうと、納得がいきません。悔しく、悲しく、怒りと不満の日々を送ることになります。私がアドバイスを受けたいのは、大切なお金を無駄使いの多い税金に払っても、怒りで日々を送らずに済む、心の対処法です。ぜひ、よろしくお願いいたします。ちなみに、人生や生活に不満はありません。満足のいくライフスタイルを築き、送っています。

 
お金の専門家本田健のアドバイス

税金に対してどう感じるかは、あなたが選択できます。

税金に対して、どう感じるのか、個人差があると思います。国に貢献できてうれしいと思う人もいれば、あなたのように理不尽だと感じる人もいるでしょう。個人的な歴史と価値観が、その感じ方を決めると思います。どちらが正しいということはありません。

私は、世界のいろんな国を旅行したり、住んでみて、税金に対して感じることがあります。それは、税金とは、その国にいることへの場所代だということです。アメリカにいたときは収入に応じて、そのホテル代のように滞在費が決まります。

たとえば、税金を年間4000万円払っている人は、年間365日として、1日10万円強が、日本でのステイ料金ということになります。香港なら、同じ収入でも、税金は1000万円で済むかも知れません。また、どこにも住所を持たず、ずっと旅行していると、テクニカルには、どこにも税金を払わなくてもすみます。

あなたが、日本という国が好きなら、日本の国にステイする費用が決まっているのです。他の先進国と比べて、警察、官僚、医療などのコストが、必ずしも高いわけではありません。私は、他の国にも住んだ経験から、日本は、食べ物もおいしいし、安全だし、素晴らしい国だと思います。

一流旅館に泊まっても、「高い」とか「納得がいかない」という理由で料金を払いたくないと言っても、それでは理屈が通りません。

また、税金は、いろんな無駄があるとはいえ、その本質は助け合いです。自分のお金が、誰かのためになっていると思って、さっぱりあきらめるか、ずっと、怒り続けるかは、あなたが選択することが出来ます。

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    【監修・執筆】本田健(ほんだ けん)

    神戸市生まれ。複数の会社を経営する「お金の専門家」。これまでに多くの成功者を育ててきた。娘の誕生をきっかけに30代前半で「セミリタイア生活」に入り、子育てのかたわら、大好きなテーマである「お金と幸せ」に関する講演、セミナーなどを不定期に行っている。「ユダヤ人大富豪の教え」(大和書房)「きっと、よくなる!」(サンマーク出版)など、著書は累計200万部を突破。また130万人が読んで感動した無料小冊子「幸せな小金持ちへの8つのステップ」は世界中に広がっている。2005年よりアメリカ在住。2008年より、大好きなことを見つけ、自分らしい生き方が学べる『ライフワークスクール』を全国で展開。

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