「ユダヤ人大富豪の教え」で有名なお金の専門家・本田健の『お金のカウンセリング室』

私は結婚していて、妻と２人の子供がいる者です。44年ほど前に知り合いからあるネットワークビジネスを勧められ、それが非常に良い物だったのと、安価なコストで誰もが始められるのでリスクが少ないとわかり、「これなら被害者も作らずにできるかも」と思いサイドビジネスとして地道に頑張ってきました。私が目標としていたゴールに、もう２年ほどしたら届きそうなところにきました。しかし、黙認していた妻が突然「もう辞めていいんじゃない？」と親戚まで巻き込んですごい勢いで反対してきました。

理由を聞いたら、親戚に何気なく話したところ、「大きな声で人に話せない恥ずかしい仕事だし、時間の無駄だから辞めさせよう」となったみたいです。しかし、私はこの仕事に誇りを持ってやってきましたし、やりがいを感じています。誰かをだましたり、周りが言うように楽に稼げるような仕事でもありません。そういう中で妻と親戚の先入観は変わらずに、どう説明しても「すぐに辞めて」の１点張りです。私は、本職の稼ぎは普通レベルですが、今後そういった不労所得も必要だと思っています。毎日ケンカで、もう疲れてきました。こういう場合は、どうすれば妻たちが理解してくれると思いますか？それと、本田さんはネットワークビジネスは将来どうなるとお考えなのかも、ぜひ聞かせていただきたいと思います。

これから、日本経済が世界のあおりを受けて、不況になると思われますが、そのとき、ネットワークビジネスは成長する可能性があります。それは、ふつうの人が新しい可能性を試すのに、もっとも手近なビジネスだからです。

一言でネットワークビジネスと言っても、いろんな形態、業種があります。消費者問題をあまり抱えていない会社を選んで下さい。自分がその商品やサービスに惚れ込み、喜ばれるようなものなら、時間と共に成長できる可能性は高いでしょう。

ただ、家族とのコミュニケーションは、しっかりとるといいと思います。どんな仕事も家族との軋轢（あつれき）があると、うまくいきません。あなたが、誠心誠意説明した後に、理解されないなら、あなたがどうするのかは、あなたのセンスで決めて下さい。そのまま進むもよし、きっぱりと辞めてしまうのもいいでしょう。

おもしろいことに、ある程度の収入を稼ぐようになったら、急に家族の反対が減るということもあります。１回きりの人生です。くれぐれも後悔のないように。